「シュルレアリスムと美術」展と 『マグリットの思い出』 ランチ@宇都宮美術館 [展覧会@マグリット]
実は、マグリットの「大家族」購入の経緯から、宇都宮美術館に行くことを長年躊躇い続けていたりした。
が、今回は、シュルレアリスムの企画展であり、マグリットの出品もいくつかあるし、
もう一つのシュルレアリスム展が同時開催中ということもあって、足を運んでみた。
「シュルレアリスムと美術 イメージとリアリティーをめぐって」展@宇都宮美術館
は、2007年6月17日(日)、つまり今週末迄。
にも関わらず、展覧会の感想を書く余裕がないのだけど、
これだけは終わる前に・・・という今週末限りのねたをば。
展覧会を観る前に、ミュージアムショップの下見をしてから、館内のレストラン「ベラ ヴィスタ」へ。
まずは、会期限定ランチ、「マグリットの思い出」にて腹ごしらえ。
■ ビール
残念ながらベルギービールのお取り寄せはしなかったらしく、イタリアン。
(※ ランチにビールはついてません。)
■ 前菜
お皿をパレットに見立てた色合い豊かな6種の盛り合わせ
■ パン
パンとグリッシーニ
■ パスタ
自家製パスタ ムール貝と小海老とアスパラのクリームソース
(ベルギー名物のムール貝を使った旬を味わう特製パスタ)
■ メイン
牛ロース肉のビール風味 ベルギーチコリのグラタン添え
(魚を選ぶと、舌平目のセモリナ粉フリット カポナータ添え)
■ デザート
シュークリームを中心としたデザート盛り合わせ
(シュルレアリスムでシュークリーム?シュールな駄洒落・・・だそうな・・・)
■ 飲み物
コーヒー (または紅茶)
お肉はそこそこだったけど、前菜、パスタ、デザートは美味しかった。
腹ごしらえがすんだら、ギャラリートーク前に企画展を一通り鑑賞。
そして14時スタートのギャラリートークに現れた学芸員さんのいでたちは・・・
なんと黒いスーツに山高帽!
(なんてサービス精神旺盛な。折角だから写真撮らせてもらえればよかった・・・。)
軽妙で滑らかな語り口で、聞きやすいトーク。
きちんと解説してくれながらも、理屈に囚われてばかりだとつまらないから、と
固定観念を植えつけない様にと念を押してらしたのが印象的。
絵は観たまま楽しめばそれでいい、でも解説があれば、
自分の知らなかった面白さが加わって倍楽しめるとも思う自分には、その姿勢は好印象。
ちなみに、常設展では開館10周年記念なのか、
開館当時の新聞記事が展示してあるコーナーがあったんだけども、
掲示されてる中に、「大家族」購入に関する批判記事や投書もあったのには、
ちょっと感服した。
ゆったりした展示室もよかったけど、ここでかなりポイントアップ。
ということで、毎回かどうかはわからないけれど、
学芸員さんは、次回のギャラリートーク(土曜日14時~)にも
同じいでたちで登場なさるのではないと期待。
横浜は場所柄混雑しそうな気がするので、ゆっくり観たい方は是非、
宇都宮展へどうぞ。餃子も食べられて一石二鳥(?)です。
(会期末ということで多少混んだりするかもしれませんが・・・。)
会期限定ランチ、「マグリットの思い出」を出すって
すごいおしゃれですね。
目にやさしい食事の色合いで、さすが美術館ですね。
最近の美術館付属のレストランのメニューは本格的で
そのあたりも驚いています、ミュージアムで気のきいた
食事を出すというのは今の流れですが先端を走っているようですね。
m25さん、みんなお腹におさまっちゃったんですね、ウラヤマシイ。
by いっぷく (2007-06-14 07:30)
>いっぷくさん
密かに料理もビールもベルギーづくしを期待していたんですが、
イタリアンのお店だからか、それはかなわなかったものの、
ムール貝等、べルギーを意識したメニューだったのは嬉しいですね。
(であればデザートはワッフルでもよかったかも?)
美術館併設のカフェやレストランって、欧米の方が充実してるんではないかと
勝手に思ってるんですが、全般的にどんな感じなのでしょうか。
#ウラヤマシイなんて、いっぷくさんだって海を渡ればご馳走三昧可能じゃないですか~。
その地の利が羨ましいです。ああ、白アスパラ・・・。
by m25 (2007-06-16 00:34)
m25さん:
最近は改装してレストランがさらに心地よい場所へとなってきてます。
ただ僕は外食をあまりしないので雰囲気を見るくらいですが、
V&Aでも国宝級のインテリアの中で食事もできるところがオープンしたし、
いいなと思うのはウオレスコレクションの天蓋付きの中庭での食事です。
ウオレスコレクションのレストラン
http://www.wallacec ollection.org/newsit e/public/templates/t mpl_default_subcateg ory.php?subcategoryi d=76&openmenu=3_ 76_0
僕のWallace Collecの記事ですが。
http://blog.so-net.ne.jp/basilst/2006-07-04
すごいと思ったのはV&Aの中の大きな展示室で
ラファエロルームがあるんですが、
そのラファエロの巨大作品(タペストリーが壁を覆っている)に
囲まれている部屋を借り切ってテーブルセッティングして
ケータリングさせて夕食を楽しむというものです。
by いっぷく (2007-06-17 06:00)
マグリット、光の帝国と、
宙に浮くフランスパンとワイングラス(正式題名違うかも)が好きです。
でも詳しくはよくわからないですが^ー^;
会期限定ランチ「マグリットの思い出」美味しそうですね^ー^
by たろちぅ (2007-06-17 06:25)
>いっぷくさん
ウオレスコレクションのご紹介、有難うございます。
レストランのリンク先にはうまく飛べなかったのですが、
いっぷくさんの記事を拝見しただけで、レストランも素晴らしいものであろうことが
伺えます。でも敷居も高かったりしないか気になります。
そしてV&Aにはラファエロルームですか!
画家の部屋、といえば、クノックのカジノにあるマグリットの壁画の部屋と
デルヴォーの壁画の部屋をこの眼で観てみたいです・・・。
貸切なんて夢のまた夢。いや、宝くじをあててみせれば・・・。
>たろちぅさん
コメント有難うございました。
宙に浮くフランスパンとワイングラス、自分も大好きです。
中学生の頃、図画の時間に模写しようとして断念した記憶があります。
タイトルですが、仏語だと“La Force des choses”、
英語だと“The Force of Things”です。1958年の作品です。
残念ながらまだ拝んだことがありません・・・。
by m25 (2007-06-22 23:36)
リンク貼りがうまくかなかったようですね、今度はどうでしょう。
The Wallace Restaurant
http://www.wallacecollection.org/newsite/public/templates/tmpl_default_subcategory.php?subcategoryid=76&openmenu=3_76_0
by いっぷく (2007-07-01 11:32)
>いっぷくさん
わざわざ有難うございました。今度は無事拝見出来ました。
写真で見ると、テラス席でのんびりくつろげる感じですが、
実際はすごく豪勢な感じなんでしょうか。
お味の方は如何なのか、気になります。
by m25 (2007-07-02 02:44)