マン・レイ展@ときの忘れもの&マン・レイ・イストギャラリートーク [展覧会@写真]
マン・レイ展@ギャラリー ときの忘れもの
http://www.tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk0904/173.html
ギャラリー 「ときの忘れもの」。
今回、なんとマン・レイの写真を展示販売する上に、
マン・レイ・イストこと石原輝雄さんのギャラリートークが開催されるという。
【会期】 2009年4月3日(金)―4月25日(土) 12:00-19:00 *日・月・祝日休廊
【会場】 ギャラリー ときの忘れもの
http://www.tokinowasuremono.com/index.html
〒107-0062 東京都港区南青山3-3-3 青山CUBE 1階
tel:03-3470-2631 / fax:03-3401-1604
↓ DM
※展示作品の詳細をお知りになりたい方は、ときの忘れものさんのブログの
「新着作品・イベント情報」カテゴリをご覧になって下さい。
http://blog.livedoor.jp/tokinowasuremono/archives/cat_1097345.html
石原さんは、マン・レイの個人コレクターであると同時に研究・出版までされているという、
目標にするにはあまりに遠すぎる存在。
詳しくは、氏のブログとサイトをどうぞ↓
・ブログ 「マン・レイと余白で」
http://d.hatena.ne.jp/manrayist/
・サイト 「マン・レイになってしまった人 」
http://www.geocities.jp/manrayist/
そんな石原さんのお話を伺う貴重な機会!と喜んだものの、
その日は既に予定が入っており、ギャラリートーク開始時間に
間に合うかどうか微妙だった為に予約を入れづらく、
当日電話で伺ったら満員とのことで肩を落としつつ、
せめて作品だけでも観られたら、とギャラリーに向かったところ、
知り合いのTさんにばったり会い、御一緒させて頂いた。
(Tさん、有難うございました。)
ギャラリーは、概観は銀色の箱といった感じで洒落ているけれど、
中に入ると木の雰囲気がやさしい、アットホームなこじんまりした空間。
会場雰囲気がちょっと上手く撮れず、無念。
さり気なく、右の写真の壁にかかった作品の下に、「贈り物」が。
お話は、マン・レイの解説といった堅苦しいものではなく、
日本で開かれたマン・レイ関連の展覧会DMを多数お持ちになり、
作品との出会いや妻ジュリエットの思い出、コレクションの苦労話等々、
思い出や思い入れを沢山を聴かせて頂いた。
印象に残ったことはいくつか挙げたいのだけど、色々なエピソードがあるので
うまくコンパクトにまとめるのが難しい・・・。
一言でいえば、マン・レイに対する愛の深さ故の理解の深さ、が伝わってきた。
色々な話題の中で特に共感出来たのは、紙媒体へのこだわり。
DMは切手に消印があるのが人の手を伝ってきた感があってよい、
料金後納のスタンプでは味気ない、というには同感。
やはり自分も紙媒体が好きで、同じ作品のポスターでも、
単なる作品のコピーである観賞用ポスターよりも、
展覧会ポスターというものの方にそそられるので。
レアものに弱い性格というのもあるけれど、
その展覧会の思い出がそこに記録されている様なものだから。
その時々のデザインを観るのもまた楽しかったりするし。
(しかし氏の様にそれらを丁寧に保管していない己を反省。)
そしてまた、なんと今回の為にお手製のリーフレットを用意して配布され、
リーフレットに収録したマン・レイの肉声まで聴かせて頂き、
更に以前開かれた個展のDMまでお土産に頂いてしまった。
トーク後は、氏を囲んで歓談。場所を変えてさらに歓談。
楽しい一時を過ごさせて頂いた。
初めて氏のことを知った、5年前のHOUSE OF SHISEIDOにて
開かれた「マン・レイ展 ーまなざしの贈り物」展以来、
お目にかかれる日がこようとは思ってもいなかったので、
貴重な機会を得られた幸運をしみじみ噛み締めた。
石原さん、ギャラリーの方々、御一緒させて頂いたTさん、
そして楽しい時間を共有させて頂いた皆様、お世話になりました。
有難うございました。
しかし、マン・レイの写真がまだ買えるなんて凄い。
マン・レイの写真だけではなく、HOUSE OF SHISEIDO で開かれた
「マン・レイ展 ーまなざしの贈り物」展のカタログとグッズのセット(¥1000)も購入可能。
気になった方は、是非。
先日は、ご来廊ありがとうございました。
マン・レイ展のご紹介もいただき、感謝です。
またどうぞお出かけください。
by ときの忘れもの亭主 (2009-04-16 21:58)
> ときの忘れもの亭主さん
早速の御訪問、有難うございました。
ギャラリーにお邪魔したのが初めてにも関わらず
あたたかく迎えて頂き、感謝しております。
また宜しくお願い致します。
by m25 (2009-04-16 22:26)
ギャラリーのネーミングがいいですね、一度知ったら忘れられないほど個性的。
料金後納のスタンプのお話同感ですね、それだと中身を確認しないで何度もゴミ箱に捨ててしまっているでしょう。
私は記念切手派で、自分の好きな切手を貼って出すのが習慣です。
by いっぷく (2009-04-17 06:17)
>いっぷくさん
こちらのギャラリーはこじんまりとしていて、
画廊というよりくつろげる空間といった感じでした。
葉書にあわせて切手を選んだりするのも楽しいですよね。
昔は手紙用に記念切手を沢山買い揃えていたのですが、
仕事が忙しい時期が続いたせいか、メールでやりとりする様になったからか、
すっかり手紙を書かなくなってしまいました。
でも旅先から自分宛に出してみたり、なんてことは今でもやります。
by m25 (2009-04-18 02:23)
サンフランシスコでは、マン・レイの写真を頻繁に展示しています。
by サンフランシスコ人 (2009-05-15 08:03)
>サンフランシスコ人さん
折角コメントを頂いてたのに、お返事が大変遅くなってしまって申し訳ありません。
サンフランシスコはマン・レイびいきなのでしょうか。
作品の間近で生活出来る人々が羨ましいです。
by m25 (2009-05-21 02:23)
2006年サンフランシスコでマン・レイ関連の展覧会がありました。
http://www.sfmoma.org/exhibitions/226
by サンフランシスコ人 (2009-06-08 06:24)
>サンフランシスコ人さん
情報有難うございます。
やはりそちらでも、「ガラスの涙」の存在感は大きいのですね。
アメリカ出身の写真家には魅力的な作家が多いですし、
近現代の美術を扱う美術館も多いですから、
沢山堪能出来ると思うと、正直羨ましいです。
by m25 (2009-06-10 01:02)
サンフランシスコは、アメリカの写真家には非常に魅力的な都市です。
by サンフランシスコ人 (2009-06-22 04:29)
>サンフランシスコ人さん
パソコン故障の為、すっかりレスが遅くなってしまいまして申し訳ありません。
アメリカという国自体が多くの優れた写真家を輩出していますが、
中でもサンフランシスコは特別な位置づけなのですね。
by m25 (2009-07-13 00:06)
全くその通りです。
by サンフランシスコ人 (2009-08-02 06:01)